匠の『三世代固鞄』カタログ 2009 Vol.6
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工程2 皮革の完成と裁断3.3工程本体皮革の手配(革の鞣し業者へ)と同時に、本体木枠の製作が始まります。使用する木材は変形をなくすためによく乾燥させたものを使用します。箱の外側ふちは皮革の厚みくらい鋤かれます。これは上に重なる革の端が反り返らないようにするためです。目的に合わせて軽い桐枠、頑丈な合板が使い分けされます。左:革の裁断作業 右:出来上がったばかり の白ヌメ革本体皮革に白ヌメ革を使用する場合、注文を受けてから、皮から革へ加工します。白ヌメ革は完成直後から日焼けが始まるので、作り置きが出来ないためです。到着した革は、まずパーツごとに裁断されいきます。裁断は油圧式の大きな裁断機と抜き型を使い、一つずつ革の表情を見ながら抜かかれます。�注でパーツの形が変わる場合は、ます。�注でパーツの形が変わる場合は、抜き型もパーツごとに作られます。工程1 本体木枠の製作上:木工所 右:完成した木枠上:面取り 中:筋目付け 下:目打ちパーツごとに裁断された皮革は、�とつずつ裁断された皮革は、�とつずつれた皮革は、�とつずつ完成したパーツへ仕上げられます。まず再断面がきれいに面取りされ、コテで筋目が入れられます。手縫いされる部分へは、等間隔で穴を開けるノミで目打ちされていきます。工程3 皮革パーツの製作

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