宮内庁御用職人謹製革鞄、『匠の革トランク』の紹介とオリジナルトランクを別注でお仕立てするサイト
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昭和30年代生まれ。現役の革トランク 元は深紫の革だったそうです。 |
兵庫県の豊岡では、古く奈良時代から杞柳産業が発展し、明治33年のパリ万博では既に多くの国からの注目を集めていました。 大正末期から昭和にかけてファイバー鞄(英国のグローブトロッターがファイバー鞄)が製造されはじめ、急速に全国へ販売網を広げ、昭和10年頃には鞄は豊岡の基幹産業とな りました。 戦後は新素材の開発や新しい技術の開発等で全盛となり、現在でも新素材バッグの生産では、全国的にも多くのシェアを誇っています。 |
「匠乃トランク 甲」第1号 ベースは同じ木枠で、縦型横型の2型作りました。 縦型はリュックタイプです。 表面にポケットをつけましたが、デザインミスでマチが小さくて手が入りませんでした。これも勉強。
フタ部分がジャバラになっており、荷物の増減に対応出来ます。 |
型枠鞄、旅行用トランクなら国内一いや世界一!匠の技 良い鞄は成長する! 始めて氏の職場を訪れて知った事である。 私がバッグ好きになったのは、以前10年程勤めた雑貨輸入会社の仕事で度々イタリアの工場をまわっていた事が大きな原因だろう。 毎シーズン10数社の鞄工場をまわって商品を仕入れていた。 イタリアの革製品は確かに素晴らしいものである。デザインや革の加工技術、どれをとっても世界最高水準である。そんな工場の製造現場に接してきたのである。 そんなことで、以前から沢山のバッグを入手し使用してきた。 確かに鞄は成長する、といっても、使う人の癖に合わせて馴染んでくるのである。こんな経験は誰にだってあると思う。ナイロンのバッグならくたびれてくるだけであるが、革は伸びたり硬くなったり、使う人に馴染んでくる。使い込む程に馴染んでくる。しかし、いつかはくたびれて擦り切れたり破れたりして寿命を迎える。 匠の鞄は成長する。確かに日に焼けたり擦切れたり破れたりもする。しかし、そうではない成長がある。 チョコ色のトランクは今なお現役である。初めは深紫のヌメ革だったそうである。チョコトランクは今でもピッタリと蓋がしまる。成長したからである。 「難しいのは糊だ。新しいのがどんどん出てくるで。糊も何十年経つとどうなるかみんならんけど、なかなかそうはいかんで」 |
祝!第1号別注企画商品〜HORIKOSHIトランク これは2003年1月に匠乃トランクとしてはじめて別注企画したトランクです。土木関係のお仕事の方で、とにかく頑丈に!ダンプにぶつけても壊れないように!1週間の出張で帰りにお土産が入れれるようにとの御希望でデザインしました。 角は補強の革当てが付き、型は丈夫な合板で本体木枠を作り大きな面にはウレタンのクッションが断衝材として入っています。 中仕切りは着脱式で、外せば本体と同素材のトートバッグに早変わりです(写真一番下)。お土産入れに作りましたが、沢山のお土産はちょっと厳しいですね。 内張りは落ち着いたペイズリー柄。内ポケットも機能性十分です。 頑丈に作りましたが、ダンプにだけは踏まさないで下さい。 |